冬が来る前に


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 鍼灸治療の先生による東洋医学健康コラム            2001.10.23

                東 方 健 聞 録
                  第 26 号
               「 冬が来る前に 」の巻

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==== Index =============================================================

01: 高血圧の方は寒暖の差に注意!
02: 高血圧には血圧を調節するツボ押しを

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●高血圧の方は寒暖の差に注意!

 季節の変わり目。この時期、「疲れた」とか「しんどい」などと、挨拶がわりに
 連発している方々が増えているような気がします。

 特に血圧が高い方は、後頭部から肩にかけて重く鈍い頭痛を起こしたり、めまいや
 手足のしびれを感じたりする事があります。
 血圧は寒暖、季節、精神、情動、肉体活動などの変化によって容易にゆれ動き、
 寒くなるこれからのシーズンは外気温と暖房のきいている室内では温度差があり、
 血管を急に収縮させてしまって脳出血を起こしてしまうケースが多くあるので、
 十分気をつけなくてはなりません。


 高血圧とは・・・一般に血圧の数値基準は、最大血圧139mmHg以下、最小血圧89mmHg
         以下というのがWHO(世界保健機関)の数値です。
         日本人の場合では、最大血圧129mmHg以下、最小血圧85mmHg以下が
         正常値ととらえる場合が多いです。これらの数値を上回っている
         場合が一般的に高血圧と言われます。
         最大血圧は心臓が血液を送り出して収縮した時、最小血圧は拡張
         した時の血圧の値です。

 高血圧は血管や心臓を痛め、脳卒中や心臓発作の原因にもなるので、早めの治療を
 お勧めいたします。


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●高血圧には血圧を調節するツボ押しを

 【 曲 池 】(キョクチ)
 ひじを曲げた時にできる大きなしわの端。血圧調整の他、「気」の流れや自律神経
 の働きを調整してくれます。

 【 湧 泉 】(ユウセン)
 足の親指根元のふくらみのすぐ後ろ、土踏まずのところ。腎臓のツボで「命の泉の
 湧くところ」という意味を持っています。

 東洋医学的にいうと、自然界の季節で「腎は冬の季節」に相当します。冬の季節
 には植物は種の状態でエネルギーをジッと土の中で蓄え、春の芽生えに備えます。
 種は生命力の凝縮した形であり、種の形と腎臓の形も大変よく似ています。
 高血圧と腎臓の働きは深い関係があり、腎は元気を蔵し、生命力の元、五臓六府の
 根っこであり、血圧の鍵をも握っているといえます。腎気(腎の働き)が強ければ、
 免疫機能も高く、老化しにくく、老化がゆっくり進み、寿命も長くなるのです。

 高血圧の方は日常生活の中では次のような事が必要です。

 ・食事中はあまりしゃべらずにゆっくりかんで食べて下さい。
 ・食後30分くらい必ず休んで下さい。
 ・つねに歩く事を心がけ、軽く手を握って大きく手を振って、マイペースで歩いて
  下さい。

 血圧を計ることは健康のバロメーターにもなります。これを機にご自分の血圧を
 知ってセルフケアに努めてみてはいかがでしょうか。




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